私が働いていた会社は、最初は人材がいて私も時間的にも心理的にも余裕を働いていました。稼ぎたい分だけ稼いで時間的にも余裕を持たせてもらいスキルアップの為に資格試験の勉強を続けていました。こちらも資格取得の為に時間的な余裕が欲しかったのもあり、会社側も欠員が出たことからスポット的に働いてくれる人材が欲しいとの事で利害が一致しており働く事になりました。また、上司とも当初話をしていて長期的には働かない予定ではいました。
しかし段々と人がいなくなってきても人材の補充はされることが無くなっていきました。人がいないので働く時間も日に日に伸びていき、予定してなかった日数、約束していなかった長時間の拘束がされるようになっていきました。
上司が守ってくれない
まず上司からなのですが、約束を守ってくれていなかったのが1番最悪でした。日に日に増えていく労働時間に、日に日に減っていく労働者。私まで辞めてしまったら本格的に人がいなくなるので辞められない状況になってしまっても、一向に人材を補充してくれませんでした。結果的に資格試験なんて受けられるはずもないくらいに仕事に拘束されていきました。
また、人件費削減の為に、私だけ早朝出勤して朝の仕事をこなして休憩時間と称して5時間程度の空き時間があり、夜も仕事をしなくてはならないという拘束時間が16時間を超える日もよくありました。
そして1番最悪だったのが極力コストカットをする為に、食べた記憶もない食事代が給料から天引きされていました。なんなら忙しすぎて何も食べさせてもらってない日もです。
何しているんだろう…?
結果的に拘束時間が異常な事態になって約束を反故にされても数年は同僚への義理から仕事を続けていくしかありませんでした。
そしてこのままいくと目標であった資格試験なんて忘れさせられるといった時にこんな会社辞めてやると思いました。
実際に私は人がいなくて休む事で他人に迷惑がかかる、代わりの人材がいないので休む事で仕事を潰してしまう、辞めたくても辞めてはいけないと毎日刷り込まれていって、時間とともに私のなかでの目標が擦り切れていきました。
ただ毎日忙しくて仕事を回すのに精一杯だったので主体性もなく仕事を繰り返すだけになっていきました。
ある日昔からの友人に会った時に当初の目的を思い出して、何をしてたんだろうと洗脳から解かれたようになりました。
お金より大事なもの
会社を辞めた今となっては自由に時間を設定する事が出来るようになり、目標へのモチベーションを保つ事ができていて充実した生活を送れています。
実際に働いていた時ほどのお金は必要無かったですし、余分に稼いだお金をストレスから余計に使ってしまったので、全部が全部貯蓄されていたという訳でもありませんでした。
今振り返ってみたら私にとっては無駄な労働時間といっても過言ではありません。
今となっては目標に向かって邁進しています。すごい充実した時間です。
もうあのようなブラックな世界では働きたくありません。今度あのようなブラックな仕事に出会ってしまった場合は、すぐに辞めることが出来るように準備したいとも思っています。