精神的なストレスと肉体的な疲労から体調を崩してしまい、働き続ける事が困難になったため辞める事を決意しました。
当時、社歴は5年にも満たない平社員だった私は、諸先輩方が居るにもかかわらず、何故か部署の売上と運営を任されていました。
「お前が頑張れば、他の奴も頑張るから。」
そう言われ続け、人一倍仕事に打ち込んでいましたが、疲労と疑問は積もっていくばかりでした。
最終的には、常時38度~39度の発熱がある状態で、自分が何処に居るのかもよく分からない状態で仕事をしていました。
そんな状態でしたが、頑張っていた成果が出て、単月で自身の売上を大幅に超える成約を獲得する事ができました。
ですが、その時の周囲の同僚の反応は薄く、と言うよりも無関心に近く、その後成約数が伸びる気配の欠片もありませんでした。
それに気が付いた時に、張りつめていた糸が切れたように体調が悪化しました。
結果、これ以上は無理だと判断し、辞表を提出しました。
親に会わせろと言われただけでなく寿退社にされていた
まず、直属の上司からは通院してでも仕事を続けてくれと言われました。
身内に似たような状況の人が居るが、通院して普通に生活が送れているからお前もできるかのような発言をされ、退職を中々認めてくれませんでした。
その後、病院からの診断書のおかげで何とか退職する事ができました。
しかし、今度は親に謝罪したいから家庭訪問させてくれと言う連絡が来るようになり、一社会人に対して何を言っているんだと疑念が生まれました。
お断りしている最中、退職の手続きなど申請関係はどうなっているのかと尋ねていましたが、総務に確認しているの一点張り。
退職届を出した後になって知ったことですが、総務には退職前日まで何の情報も伝わっておらず、その上司が勝手に私の有休を使って勤怠報告をしていました。
極めつけに、私の退職理由は寿退職だと噂を流されました。
上司の保身がヤメハラの原因
私の場合は、直属の上司が自分の失敗になるのを嫌がったからだと思っています。
普段からその場しのぎのような対応をしていた人だったので、自分の管理不足で部下が辞める事は是が非でも回避したかったのだと推測しています。
私は精力的に成約を獲得していたので、辞めてしまうとその後の売上に響くと言うデメリットもあったのでしょうが、一番は自分の評価を気にしての事だと。
でなければ、退職前日まで総務に話を入れなかったり、退職理由をでっちあげたりする意味がよく分かりません。
結局、在籍中から退職後まで、自身への評価を気にする上司に振り回されてしまいました。
振り返ると会社の評価制度や、社長の方針が関係しているとは思いますが、上司の保身のために過度な引き止めや、ハラスメントをされたのだと認識しています。
辞めさせたくないクセに
残ると言う選択肢を選ばなくて正解だったと心の底から思っています。
その点を考えると、私には理解不能な言動を取ってくれた上司には感謝すらしています。
一連の言動が無ければ、私は会社への不信感を強めることなく、提案された通り通院しながら復職していたと思います。
当時の仕事は大変でしたが嫌いではなかったので、辞めようとまでは思っていなかったのです。
通院中も同じような発言を繰り返し、先生からは散々警告されましたが、本当は戻る気満々でした。
しかし、度重なる理解不能な行動に疑問を持ち始めたことで、漸くこの人には保身しか頭にないのだと気が付くことができ、退職届を出した後のやり取り、デマを教えられて、完全に信頼も信用も無くすことができました。
未練なく辞める事ができたのは、上司の最低な言動のおかげです。