理事 渡邊富也

渡邊富也

 一般社団法人 日本ICF情報支援機構の理事を務めております、渡邊富也と申します。

 障害者、健常者と言う社会的通念の枠組みにとらわれず、ソーシャル・インクルージョン(社会的包摂)の考えに基づき、共に懸命に輝いて生きる事が出来る社会の実現を夢みています。

 障害や難病などの機能障害にある方々だけではなく、貧困・教育格差・人種など多様な社会的不利で苦しむ方々、それぞれの抱えた問題をのICFの概念に従い分析し、一緒に解決する取り組みをして行きたいと思っています。

ここで私・家族の波乱万丈の半生をお話させて頂きます。

 私は大学時代にラグビー部に所属し練習試合の最中に首の骨を折り、一時首から下が動かなくなりました。
死線をさ迷いながら、奇跡的に回復し2年間遅れて復学しましたが 手足の知覚障害が残り、後悔と絶望の学生時代でした。何とか大学を卒業し、一般企業に就職しましたが、この先の希望が見えない生活でした。妻と出会い、新たな希望を持ち、新生活をスタートしましたが、生まれた長男が筋ジストロフィー(DMD)と言う全身の筋肉が衰弱する進行性の難病で二十歳までの命と宣言されました。

 その数年後、妻も同じ病気が発病して、妻子とも車椅子の生活になりました。一時言葉では表現出来ないほどの絶望と背中合わせの生活でした。そんな中、多くの方の理解と声援で息子は普通の小中高を卒業して、早稲田大学・大学院に行き、卒業後、障害者の為の介護事業所の設立、障害者の為の大学入学サポートの為のNPOを立ち上げて活動しています。

 やっと長男が就業出来て、これからという時、2014年1月、妻が他界しました。 一時私は生きる希望も失いかけていましたが、我が家は多くの方々の理解と声援に支えられ来ましたので、これからは私が世の中で、困っている人々の少しでも支える事が出来たらと思うようになりました。

 今まで生きてきて、学んだ事は、自分の境遇に失望し、人を妬んだり、疑ったりせずに日々感謝と少しの勇気を持って、笑顔で生きる大切を知りました。 宜しくお願い致します。

渡邊富也